反り腰を改善するための大事なポイント

みなさん、こんにちは!みのっちです。
今回は、反り腰改善に必要な知識とポイントをみなさんにお伝えしたいと思いまーす。
反り腰でお悩みの方、それによって腰痛がある方には結構おすすめです。

もちろん考え方はいろいろありますし、これだけが絶対正しいというものではないので、ひとつの参考にしてもらえたらと思います。
今回の記事ではターゲットを絞って、簡単な基礎知識+ポイントを解説しますねー。

背骨について


まずは背骨についてサクッと理解しておきましょう。下の画像①は、人のカラダを真横から見ている図です。

画像①



背骨は1つ1つの骨(椎骨:ついこつ)が縦に積み重なっています。
上から下まで24個の骨があり、上から7個を頸椎(けいつい)、その下の12個を胸椎(きょうつい)、最後の5個を腰椎(ようつい)と呼びます。
よく交通事故のむち打ちで”頸椎損傷”とか、腰の痛みで”ヘルニア”とか聞いたことありませんか?腰のヘルニアも正式名称は「腰椎椎間板ヘルニア」と呼びます。

こういったメジャーどころの病名だったら、意味は分かってなくても一度は頸椎や腰椎などを耳にしたことはあるかなと思います。

生理的弯曲


そして特に覚えておいてほしいことは、画像①を見ると分かると思いますが、人の背骨は前後にぐにゃぐにゃ曲がっているんです。気づきましたか?

実はこれが正常な背骨の弯曲で、頸椎は前弯、胸椎は後弯、腰椎は前弯、というカーブなっています。これを「生理的弯曲」といいます。これめっちゃ大事なことなので、絶対に忘れないでくださいね!笑
「え!背骨ってまっすぐじゃないんや!!」って思ってた方いませんかー?w ひとつ勉強になりましたね。

画像②



人の背骨のこの生理的弯曲は、実は過剰に大きくなっても小さくなってもダメなんです。この絶妙なカーブがあるからこそバネやクッションのような役割をして、動くときの衝撃を緩和し、人のしなやかな動きが可能になっているんです。

みなさんがよく耳にするワードを例にすると”ストレートネック”です。これは頸椎の前弯角度が減少し、まっすぐに近い状態になっていることを指します。

原因は様々ですが、これによって肩や首が凝りやすかったり、頭痛がしたり、首周りにいろんな悪影響を与えることになるんです。

反り腰とは?


では、反り腰とはどういったものなのか?ここでやっと本題ですね。
ここまで話すとピンときてると思いますが、腰椎は前弯しているので、その前弯角度が”過剰に大きくなった”ものを反り腰と呼びます。

「腰が反っているから自分も反り腰だ!」←これは間違いですからね。笑
先ほどもお伝えしましたが、腰椎は前弯しているので少なからずみんな腰は反っているものです。
大事なのは”過剰に大きくなっている”ということです。画像②の真ん中の人みたいな感じです。

つまり、腰椎の前弯が過剰に大きくなってしまっているから、反り腰さんは腰痛を起こしやすいんです。
だからこそ、正常な腰椎前弯に戻し、反り腰を改善してあげることが大切なんです。

反り腰を改善するポイント


ぼくが大事にしている反り腰を改善ターゲットは”胸椎“です。背骨の中でも一番普段聞くことが少ない部分ですよね。
でもこの胸椎の柔軟を出すことは、姿勢を改善する上でとても重要なんです。

画像②



ではなぜ胸椎が大事なのか?
先ほどの画像②ですが、真ん中の人に注目してみましょう。実は、姿勢を伸ばそうとすると、だいたいの人がこのような姿勢になります。どういうことか?

猫背の人は画像②の一番右の人の姿勢になり、胸椎の後弯が過剰に大きくなってしまっている状態です。しかし、猫背から姿勢を伸ばそうとする時、過剰に大きく後弯した胸椎を元通りにするのではなく、無意識に腰を反って体を起こし姿勢を”伸ばしてるような感じ”になってしまうんです。
それが、画像②の真ん中の人であり、反り腰になるパターンの人です。

つまり、反り腰を改善するためには、腰よりも胸椎の方が大事なポイントになるのです。むしろ、腰自体に原因があることは少ないかなと思います。

つづきは次回に


少し話が長くなったので、続きは次回の記事でお伝えしようと思います。
ここまでの内容だけでも、とても勉強になってのではないかと思います。あまり聞き慣れない言葉などもあると思いますので、何回も見直して復習しておきましょう。

僕が配信してる音声ラジオでも反り腰の話をしていますので、分かりにくかった方はこちらも是非ご視聴くださーい。



次回は今回のターゲットである「胸椎」に対する実技を解説していきます。自宅で誰でも超簡単にできる種目で、僕も実際にお客様に指導することが多い種目です。

筋トレもストレッチも筋肉や関節をイメージすることができると、効果はさらに変わりやすくなりますからね。



以上、みのっちでした。

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