肩甲骨の柔軟性をつけよう!

みなさん、こんにちは!みのっちです。
さてさて、今回は”肩甲骨の柔軟性”を出すエクササイズについて、ご紹介したいと思いまーす。
拍手~~(笑)

というのも、いつもみのっち先生の宅トレラジオで配信してる実技コーナーで、音声だけだと伝わりにくかったかもなので、それのフォローアップとして解説してきますね。
肩甲骨の動きについても簡単にお伝えするので、興味のない方はササッと飛ばしてエクササイズだけサクッと見ちゃってくださいねー。

肩甲骨について

肩甲骨は、他の関節構造とは異なり、胸郭(肋骨)の上に乗っかってるだけなので、あらゆる方向に動かすことができる。
そのため、しっかり柔軟性を高めておくことが大事になります。

肩甲骨の4つの動き

肩甲骨は以下のような動きをします。

  • 内転(ないてん)
  • 外転(がいてん)
  • 上方回旋(じょうほうかいせん)
  • 下方回旋(かほうかいせん)


少し聞き慣れない単語ですが、この専門用語も覚えてて損はないですよ。

内転(ないてん)

肩甲骨の内転とは、両方の肩甲骨同士を寄せるような動きのこと。
いわゆる、胸を張った状態になるイメージ。


この肩甲骨内転動作は、猫背の改善にはとても重要なので、しっかり覚えておいてくださいね。

外転(がいてん)

肩甲骨の外転とは、両方の肩甲骨同士が外側に離れていく動作のこと。
背中を丸めたり腕を前に出す動きで、肩甲骨が外転方向に動く。


猫背姿勢になってる時や巻き肩の人は、肩甲骨が外転していることが多いです。
あまり健康には良くない状態になります。

上方回旋(じょうほうかいせん)

肩甲骨の上方回旋とは、上方向に回転する動きのこと。
左の肩甲骨は時計回りに、右の肩甲骨は反時計回りに回転する。


上方回旋の動きは、肩甲骨だけでは動かすことができない動作であるため、腕(上腕骨)を横にバンザイする時に同時に上方回旋される。

下方回旋(かほうかいせん)

肩甲骨の下方回旋とは、下方向に回転する動きのこと。
上方回旋とは真逆で、左の肩甲骨は反時計回りに、右の肩甲骨は時計回りに回転する。


腕を横にバンザイする時は上方回旋し、そのまま横に腕を下ろす動作の時に肩甲骨は下方回旋の動きをする。


※その他の動きとして、挙上(きょじょう)や下制(かせい)などもありますが、本記事では割愛しますね。

肩甲骨のエクササイズ

肩甲骨の柔軟はなぜ必要なのか?

肩甲骨は、腕の動きや背骨の動きと同時に連動して動くもの。つまり、肩甲骨の柔軟性が低下して動きが悪くなると、腕の動きや姿勢に大きく影響されるということ。

そのため、結果として肩こり・首こりなどの慢性痛、猫背・巻き肩などの不良姿勢、四十肩や五十肩などのように、肩周辺~背中周りにかけて様々な健康被害が発症しやすくなるきっかけとなるのです。

場合によっては、頭痛や腰痛などのように肩甲骨から少し離れた部位にも影響を及ぼすこともある。

みなさんもこういった症状に心当たりはありませんか?
そして、普段「姿勢悪いな~」と思うことも多くないですか?
このような日常生活の背景から、肩甲骨の柔軟はどんどん低下していくので、少しでもいいので肩甲骨を動かす習慣を身につけておきましょう。

肩甲骨エクササイズを実践しよう!

やっと本題のエクササイズですね。笑
先ほどの肩甲骨の4つの動きを一度に取り入れたエクササイズを1つご紹介しますので、ぜひ一緒に実践してみてくださいね。

スタートポジション

① 背筋を伸ばして腕を肩の高さまで上げ、両肘を90°に曲げる。
② 顔の前で両腕を閉じ、肩と肘を同じ高さにセットしておく。
※肘が肩の高さまで上がらない方は、上がる範囲の高さでOK。

正面図
背面図

1.肩甲骨の内転動作

① スタートポジションから両腕を水平に外側に開き、胸を張った姿勢をつくる。
② この時、両肘は90°に保ったままで、両方の肩甲骨を寄せるように腕をしっかり後ろに引く。
※肩がすくまないように注意しよう。

正面図
背面図

2.肩甲骨の上方回旋動作

① 1のポジションから両腕をバンザイするように、両腕を上げる
② この時、しっかり背筋は伸ばしたままバンザイし、腕が耳の横にくるのを目安にしよう。

正面図
背面図

3.肩甲骨の下方回旋動作

① 両腕を下ろし、再び1のポジションに戻る。
② 同じく肘は90°に曲げ、肩の高さに合わせる。
※ 背筋は伸ばしたまま、しっかり胸を張り、両方の肩甲骨を寄せておく。

正面図
背面図

4.肩甲骨の外転動作

① 3のポジションから水平に両腕を閉じ、最初のスタートポジションに戻る。
② 肘の角度と高さはキープしたまま、両腕をくっつける。

正面図
背面図

スタートポジションに戻れば、再度1のポジションに移る。
この1~4の動作を繰り返し行い、20回くらいを目安に実践してみよう!



僕が配信している”みのっち先生の宅トレラジオ”では、今回のエクササイズを実際に実技として配信しています。
せっかくここまで勉強したので、ぜひチャレンジして一緒に実践してみましょう!

トレーニングは頭で学ぶだけでなく、実践して試すことが大事ですよー!



その他にもいろいろな情報をお伝えしてますので、興味があれば是非過去のバックナンバーもご視聴くださいねー。


以上、みのっちでした。

よければシェアしてね

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です