【人工甘味料って何?】ノンカロリーなのに甘いのは人工甘味料を使用しているから。代表的な人工甘味料の種類と特徴を解説

こんにちは、みのっちです。最近では、「低カロリー」や「カロリーゼロ」の商品をスーパーでもたくさん見かけるようになりました。でも、ふと考えると「低カロリーなのに、なんでこんなに美味しいの?」と思ったことありませんか?実はこれは、その商品の中に「人工甘味料」を含んでいるからなんです。

はてなくん

人工甘味料って何?聞いたことあるけど、よくわからん…

そういった方のために、今回は人工甘味料の種類と特長について本記事では解説していきます。これで低カロリーなのに甘く感じる理由がわかります。それでは早速いきましょう。


人工甘味料ってなに?

人工甘味料は、その名の通り人工的につくられた甘さ成分のこと。化学的に合成されて作られた甘味料であり、低カロリー商品の需要の高まりとともに注目されつつあります。

使用する目的

食品に使用する目的は、もちろん甘味を強くすること。カロリーを抑えた砂糖の代替甘味料として使用される。これにより、人が食べた時により甘さを感じさせることができるのです。商品に使用される場合は、いくつかの人工甘味料を併用している場合が多い。

なぜ人工甘味料を使用するのか?

通常は、砂糖を使用することで食べたときに甘さを感じやすくなる。しかし、砂糖はカロリーが高いため、肥満・虫歯・糖尿病などいろんな病気になりやすくなるのです。毎日甘いお菓子ばかり食べていたら、体に良くないのはみなさんも想像がつくかと思います。

でも人は甘いものをつい食べたくなるもの。コントロールしながら飲み食いできればいいが、甘い物が好きな人は、なかなかそう上手くはいきません。

そこで重要になるのが「人工甘味料」です。後述しますが、人工甘味料は砂糖の何倍もの甘さを感じさせることができるのです。つまり、砂糖よりも少量しか使ってないのに、砂糖よりも甘さを出せるということ。

なので、砂糖より少量しか使わずに済むので、当然その分のカロリーを抑えることができるため、低カロリーの食品・飲料を作り出すことができるのです。カロリーや血糖値の上昇を抑えることができるため、生活習慣病などの治療として使用されることもあります。

しかし、人工甘味料は体に悪いんじゃないの?と思ってる方も多いはず。そういった方には、「人工甘味料は使い方次第」という記事も書いてます。ここには、人工甘味料が体に良い点と悪い点を簡単に解説しています。結論だけ言うと、何事も適度な摂取では良い影響になり、過剰摂取は悪影響になります。是非、あわせて読んでみてください。

人工甘味料が使用されてる商品

よく見かける商品としては、「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」または「低カロリー」などと書いてある商品には、だいたいこの人工甘味料が使用されてる可能性が高いです。

具体的には、カロリーオフのチューハイ、ゼロカロリーの飲料水などがあり、最近ではチョコなどのお菓子でも低糖質チョコなどをみかけるようになりましたね。その他にも、キシリトールガムなどもその一種になります。

これらは全て砂糖の替わりに人工甘味料使用して、甘さを引き出しているのです。

人工甘味料の種類と特長

人工甘味料はいくつかの種類があり、それぞれに特徴がある。そのため、1種類だけでなく数種類の人工甘味料を併用して商品化していることも多い。これについて以下に解説していきます。

人工甘味料の種類

甘味料は、天然甘味料と合成甘味料があり、このうち合成甘味料が人工甘味料に該当する。合成甘味料は、化学合成によって作られた甘味料で、砂糖の数百倍の甘味度をもっている。代表的な人工甘味料は以下のとおり。

代表的な人工甘味料

1.アスパルテーム
2.アセスルファムカリウム
 (アセスルファムK)
3.スクラロース
4.サッカリン

この4つが日本で主に食品で使用されていることが多い。

人工甘味料の特長

人工甘味料の特長としては以下のとおり。

  • 苦みが少ない
  • 甘味が持続する
  • 熱に安定している
  • 水に溶けやすい

このように優れた特長があるため、食品などに使用するには好都合になるのです。先ほどの代表的な人工甘味料について、一つずつ解説していきます。

アスパルテーム

アスパルテームは、アスパラギン酸とフェニルアラニンという2つが結びついてできたもの。この2つ成分は、野菜・肉・魚・卵・大豆など、いつも食べてる身近な食品に含まれている成分です。

甘さは砂糖の約200倍もあり、砂糖と同じく1g4kcalですが同じ甘さを得るのに砂糖の約1/200の量で済む。つまり、少量で砂糖と同じくらいの甘さを出せるということ。このアスパルテームは、くせや苦みがなく、後味もすっきりしているのが特長になります。

アミノ酸からできている甘味料で、血糖値に影響のある糖類は含んでいないため、糖分制限をしている方でも摂取することができます。

アセスルファムカリウム(K)

アセスルファムカリウムは、酢の成分からできた甘味料。飲料を中心に、お菓子・ガム・アイス・アルコール飲料など、様々な食品に広く使用されています。

甘さはアスパルテーム同様、砂糖の約200倍あるが、こちらは1g0kcalとなっている。つまり、ノンカロリーの甘味料で、同じ甘さを得るのに砂糖の約1/200の量で済む。キレの良い甘みがあり、加熱安定性に優れた特長があります。

スクラロース

スクラロースは砂糖からできた甘味料であり、こちらは砂糖と比べて約600倍の甘さがある。しかし、アセスルファムカリウムと同様に1g0kcalのノンカロリー甘味料である。

食品は、飲料・ガム・アイス・パン・アルコール飲料など、様々な食品に幅広く使用されている。

スクラロースは体内で代謝を受けず、およそ60~90%が便中に排泄され、残りの10~40%は尿中に排泄される。そのため、体内にほとんど吸収されないので、カロリー摂取に寄与しないとされている成分である。

サッカリン

サッカリンは、無色透明の結晶、もしくは白色の粉末の形状をしていて、甘さは砂糖(ショ糖)の約500倍(200~700倍)ある。とても甘いにもかかわらず、体内では吸収されない0kcal(ノンカロリー)の成分となっている。痺れるような刺激のある後味と、高濃度では苦みを感じるのが特長。

サッカリンは水に溶けない性質をもっているため、チューイングガムにしか使用していない。日本の加工食品では、アスパルテーム・アセスルファムカリウム・スクラロースが主に使用されてるが、その他にも日用品として、歯磨き粉に使用されてる。

しかし、水に溶けやすいようナトリウム塩にした水溶性のサッカリンナトリウムは、糖類系の甘味料に使用されることが多い。主に、漬物・練り物・醤油・味噌・佃煮・缶詰類・粉末清涼飲料水などに使用されてる。


さいごに

いかがでしたか?今回は、代表的な人工甘味料の種類とその特長などについて解説しました。人工甘味料は砂糖の何百倍もの甘さがあるため、砂糖より少量の使用で同じ甘さを出せるから低カロリー商品が実現するのです。ここ最近では、ダイエットでカロリーを気にする方は多くなっているため、カロリーオフの商品は今後も需要が高まりつつあるでしょう。

一方で、「人工」や「化学」というワードがあると、体に悪いんじゃない?と思ってしまいますよね。別の記事で「人工甘味料は使い方次第」というのも書いてます。ここには、人工甘味料が体に良い点と悪い点などを詳しく解説していますので、是非一度読んでみてください。基本的に日本で使用されている人工甘味料は、厚生労働省に安全性を認められたものしか使用できないため、最低限の安全性は保障されています。

しかし、何事も過剰摂取は体に悪影響です。人工甘味料が悪いからといって、普通の砂糖を過剰摂取したら余計に体に悪いですよね?なので、こういった人工甘味料の食品や飲料水も、上手く活用すればカロリーを抑えることができ、ダイエットにも役立つことでしょう。

以上、みのっちでした。

よければシェアしてね

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です