厚労省による飲酒量と健康のガイドラインについて


みなさん、こんにちは!みのっちです。
今回は、飲酒と健康にまつわるお話です。
コロナの影響も落ち着き、外食で飲酒する機会も増えてきたのではないかと思います。普段からお酒が好きでよく飲まれる方は、知っておくといいですね。
厚労省が発表した飲酒ガイドラインについて、解説していきたいと思いまーす。

それでは、早速いきましょー!

アルコール代謝と身体への影響


アルコールが体内に入ると、血液を通じて全身の臓器に影響を与えます。そのため、飲みすぎや習慣となっている場合は、いろいろな臓器に病気が起こる可能性がある。

個人差があることを忘れずに


アルコール代謝にはもちろん個人差があり、年齢・性別・体質などによって異なる。
加齢とともに体内水分量が低下するため、昔と同じ飲酒量でも影響を受けやすくなります。「若い頃はもっと飲めてたのにな~」というのを感じたことはないですか?そういうことです。笑

そして、女性は男性に比べて体内の水分量が少ない傾向にあるため、よりアルコールの影響を受けやすいことが知られています。

純アルコール量と摂取量

純アルコール量の算出


お酒に含まれる純アルコール量(g)は、摂取量(ml)・アルコール濃度・アルコールの比重の3つの要素で計算できる。

計算式

純アルコール量(g)=摂取量(ml)×アルコール濃度(度数/100)×0.8(アルコールの比重)


例)アルコール度数5%の500mlビールの場合の純アルコール量。
→500(ml)×0.05×0.8=20g

この純アルコール量に着目して飲酒量を調整することが大事であり、世界保健機関(WHO)も純アルコール量が少なるなるほど、飲酒による病気のリスクが少なくなるとの報告もある。

飲酒量と健康リスク


研究結果に基づく疾病別の発症リスクが上がる飲酒量(純アルコール量)は、以下の表をご参照ください。

「厚労省HP 飲酒ガイドライン表1参照」


この表は、これ以上飲酒量が増えると、疾病リスクが上がるという数値です。


この表をもとに、アルコール度数5%の500mlビール缶で計算し、1週間あたりの飲酒本数をまとめてみました。


まとめると、まぁこんな感じです。笑
お酒が好きな人の気持ちだけを考えると、「え、ほぼ飲めへんやん」って感じですよねw。
1日1本でなんかおさまらへん!1本だったら飲まん方がマシ!そんな声が聞こえてきそうですね。笑

まぁでも、アルコールはそれくらい身体に影響を与え、疾病のリスクを上げるということだけはしっかり覚えておきましょう。

あくまで参考値なので、個人差はあります。この量を守ってたからといって、必ずしも疾病にかからないわけではありません。

飲酒をしつつ健康を維持するために


飲酒によって疾病リスクが上がるからといって、飲酒をやめれるわけではないと思います。すぐにやめることができたら苦労しませんよね。笑
なので、飲酒を楽しみつつも健康な身体を維持できるように工夫することが大切です。

健康に配慮した飲酒をするために
  1. 1週間で飲酒をしない日を設けよう
  2. 飲酒の合間に水(炭酸水)を飲む
  3. 飲酒前・飲酒中に食事を摂る


水分や食事などを同時に摂取するということは、体内でのアルコール濃度を少し薄めてくれることに役立ちます。
その他にも、飲酒をしたら軽くウォーキングなどで血液循環を上げておくと、アルコールが分解されやすく酔いが醒めるでしょう。(※ 激しい運動は原則禁止です)

さいごに


お酒が好きな人は、それが一つの楽しみでもあり気分転換にもなる人も多いでしょう。その一方で依存しやすく、それが健康被害になることも理解しておきましょう。

健康を維持することは何よりも大事。飲酒をするにしても、今自分がどれくらいの量を飲んでいるのか?また、今週・今月はどれくらい飲み会などで飲むことがあるか?こういう現状をしっかり把握しておくことが大切です。

お酒を飲むことが悪いことではありません。自分の体調を考慮して、少しでも健康に気をつかった飲酒のしかたを心がけてもらえたらと思います。



以上、みのっちでした。